断食抗議

日本でも一部ニュースで取り上げられたそうで、ご存知の方もいるやも知れませぬが、
先日までインドの新聞は、毎日彼の一挙一動でもちきりでした。
「アンナ・ハザレ氏」73歳の社会運動家。インドで横行する汚職の撲滅を目的とする
法案の改正を求めて断食抗議をしていた方です。
非暴力を唱えて活動をしていたため、現代のガンジーなどとも呼ばれ、インド国民の間で
瞬く間に支援運動が広がっていきました。
その頃の新聞がこちら。毎日毎日、一面のトップ記事扱い

この日は、断食中ですが高齢のため、医師団が体調を確認していると思われる。

最後は、アンナ氏を中心とした市民運動の動きが拡大し、政府がアンナ氏側の意見を受け入れた形になったのか?

とにかくアンナ氏の勝利で、断食を終えた。というようなことがでておりました。
アンナ氏の地道な活動や、非暴力の運動は素晴らしいことだと思うが、
果たしてどれだけ、汚職防止に効果がでるやら。
インドの政治家、汚職に手を染めて無い人はいない。といっても過言ではない環境。
一度甘い汁を覚えた政治家が、自分に不利になるかもしれない法案の改正など
本当に賛成するのかなぁ。
どちらにしても、今のインド。今この瞬間が歴史の分岐点なのかも。