歩く屋根

今年は冷夏と言われるインドの夏。
40℃超えの日々が続いた酷暑期が終わり、35℃前後のモンスーンシーズンが始まっている。
こうなると突然の雨と、風土病の媒介となる蚊に要注意な時期。
外出時には虫除けミストを一吹きして晴雨兼用の日傘を持参する私だが、
歩道に雨があふれた洪水時はしばしの雨宿り。そんなときに見かけた光景。

この人たちも雨宿りね。うんうん。そうだよね、凄い雨だもんね。
??えっ!?

・・・・・や、屋根が歩いている!?えっ、どこから持ってきた屋根?
満面の笑みで、この屋根いったいどこからどこへ持っていくのかしら?
すると、買い物を終えたインド人女性が、彼らに何か声をかけたと思ったら、
この屋根の下に入り、向かい側の駐車場まで送ってもらっていた。
これってそういうサービスなわけ?いや、違うだろ。
何でもありな国だな。と思いながら見送った私。この屋根が設置されていた場所は、
土砂降りの中どうなってしまったのだろう?