男だけど姪

外出からの帰り道。
あれ?ここの交差点は右折したほうが、家へは近いはずだけど・・・
まぁ、1月から変わったばかりのドライバーだし、わからなかったかな?
こっちからでも帰れるからいいか。
と思って車に乗っておりますと、ドライバーが
「グルガオンにきて日が浅い、迷子になった・・云々カンヌン」と言っているので
急ぐ予定もなかったため、ボォーッと外を眺めておりますとやけに路肩に寄っていくではないですか。
こんな狭い方に寄らずに真ん中走れ!と思っていると、何やら合図をしている青年一人。
だまーって見ていれば、なんと車も停止!はぁ?何事?
目の前で、今まさに私が乗車中Taxiの助手席に先ほどの青年乗車。誰?この人?
ドライバー曰く「niece(ニース)が、田舎からでてきてグルガオンで道に迷ってしまったからいいだろ?」
的なことを言っておる。
いや、どう見ても男でしょ。ニースは姪でしょ。ってちがーーう。性別の問題じゃなーーい。
車が発進する前にすぐさま「NO!NO!NO!NO!NO!NO!NO!NO!NO!」と連呼して
すぐに見知らぬ青年は降車させましたとも。
あったよね〜。以前のドライバーにもこういうことあった。お友だちのドライバーにもある。
よく聞く話だよね〜。
インド生活1年未満の新米マダムのときなら、訳がわからずボーッとしている間に
勝手に乗り込んできて、何も言えずOKだったかもしれないけれど今の私はもう違うのよ。
インドでいろんなトラブルを体験して、成長しているのよ。
自宅への道すがらドライバーに説教。
「今は仕事中。仕事中は私が許可した人以外は乗せてはダメ。彼が迷子なら
仕事が終わってから助けてあげなさい。今日は自宅に戻った後は仕事は終了です。」
と、そのあと10分弱でお仕事終了。
ドライバーが姪?に会いに行ったかどうかは定かではありませんが、
二人でチャイでも飲みなさい。と少しだけお小遣いをあげておきました。
なんだかなぁ〜?なぜ雇い主の私が気を遣わねばならんのだ?