船便到着(後編)

第2ラウンドのゴングが鳴り、18時前ぐらいから、開梱作業スタート
事前情報として、開梱やセットをしながら物が盗まれる。と聞いていたので
一瞬足りとも気が抜けない。とさらに目を光らせて、部屋の中で作業が始まりました。
そのとき、アパートの入り口に常駐しているガードマンからの呼出が入りました。
インターホン越しに「ドライバー、ドライバー」と連呼してます。
我が家はドライバーを呼んでいないし、単語だけでは会話になりません。
彼は英語ができないため、コミュニケーションにはいつも苦労するのですが、
しょうがないので、作業の見張りは主人に任せ1Fの入り口まで行ったところ・・・
ガードマンが伝えたかった内容は、
「18時半を過ぎたので、作業のトラックが敷地内に止まっていてはいけない。」
「トラックを門から出せ」とのこと。
これだけの内容も、同じアパートに住む通りがかりのインド人にヒンディー語から英語に通訳
してもらいやっと把握ができました。
ははぁん、そういうことですか。と言ってもまだ作業中ですしねぇ。はてさてどうしたもんでしょう。
「あと30分」と言ってみましたが、ガードマン如きでは埒があかないのは経験済み。
もっと上の人と話しをするため、アパートのマネージャーがいるオフィスまで行きました。
彼は英語が通じるしね。
で、私のたどたどしい英語で、交渉しましたが、結局決裂。許可がおりませんでした。
トホホホ
しょうがないので家に戻りましたが、その間も作業は続行されておりました(嬉)
ガンバレー、あと少しだからー。と思い、作業を継続しながらスタッフと主人に
先程のいきさつを伝えていたら、とうとう、家のチャイムが鳴り・・・
オフィスのスタッフが家まで作業の中止を指示しにきました。
(主人任せで、私はもう玄関にはいきませんでしたけどね。)
インド人得意のフレーズ「ノープロブレム!ノープロブレム!」を
いつものお返しとばかりに主人が連呼し、インド人を追い返したそうです(笑)
だって、「8 o'clock OK?」「OK」といって引き下がったそうですから。
そして、あとはモクモク作業、作業、作業。
20時15分を目前に「カンカンカン」ゴングが鳴り終了〜
あー、長い1日だった。3時半から飲まず食わずでヘトヘトです。
食器や洋服などコマゴマしたものは、まだダンボールの中ですが、
見慣れた愛用品の品々と久々の対面。不便な生活からもようやく開放されそうです。
書類に受取のサインをして、作業員の方が玄関を出たのは20時半でした。