VS郵便局(後編)

昨日からの続きです。
荷物を発見したのですが、とても女性の腕で運べる量ではありません。
3Fだったので、とりあえず1Fまで降ろして欲しいと頼んだのですが!
運転手を呼べだの、リフトを使えだのまったく埒があきません。
車は、郵便局前まで来ることができないし、リフトまで運ぶのだって女性では不可能です。
そうしたら、そうしたら!!!あいつ〜、あの郵便局員めーー!!!
荷物をリフトの方に向かって蹴ったのです!!いいですか?蹴ったのです。
荷物に「fragile」のマークが貼ってあるにもかかわらず!!!!!
またしても、私の怒り爆発!!
「あなたには、このサインが見えないの!私はとっても怒っているのよ」
と言いましたが、
私が疲れただけでした。彼にとっては、ぜ〜んぜんたいした問題じゃないらしい。
なんとか、リフトに載せて1Fまで降りたものの、車までは距離はあるし、
荷物と私が離れたスキに、荷物が取られてしまうんじゃないかと・・・
怒りと暑さで汗を流して途方にくれていたら、インド人(このときは、信用していなかった)が、
声をかけてきました。
「車はどこに止めてあるんだ?サイクルリキシャで車まで荷物を運んでもらいなさい。
10Rsで交渉してあげるから」と。
1Rs(インドの通貨ルピー)=2円
怪しいインド人だと思っていましたが、本当に目の前までサイクルリキシャを
連れてきてくれ、荷物を載せるのも手伝ってくれました。
この人は郵便局員?と不明でしたが、親切にしていただいたお礼に私がチップを差し出し
ましたが、受け取らず「そのお金はリキシャの運転手に渡しなさい」と
言って去っていきました。
私も必死だったので、お礼の言葉しかいえませんでしたが、地獄に仏を見た気分。
おまけに、あんな親切な郵便局員がいるわけもなく、きっと郵便局に用があった
通りすがりのインド人だったに違いありません。
今回学習したのは、インドの郵便局員は仕事をしない。
通りすがりのインド人には親切な人もいる。
以上の2点でした。

あー、疲れた。
幸い郵便局員に蹴られた荷物も、中味の破損はなく無事でした。
次に荷物の引き取りがあったら、絶対絶対!!!主人に行かせることにしたい。
とっても女性が一人で行くような仕事じゃないと思いました。