ため息

昨日の日記でドライバーの話は終わったはずだったのに・・・
今のドライバーは、待つのがとっても苦手。
交差点が渋滞していようものなら、チッという舌打ちのあと、反対車線を逆走します。
命があるうちは、私も貝か石になったように、知らぬフリをしていました。
そして今日。
とある交差点で、警察官に私の乗っている車が止められました。
どうやら、侵入してはいけない交差点だったようです。
そんなときも運転手でない私は、車の中で貝のように押し黙って、ジーッと
耐えるのみ。
しかし耳はしっかりダンボ。ドライバーと警察官が言い合っているのか、交渉しているのか?
警察官が、ドライバーのIDと帳面のようなものを車から取り上げていきましたが、
ドライバーも車から降り、警察官を追っていきました。
そ・し・て・・・・・
ドライバーが私の座っていた席のドアをあけ
「マム!!200RP!200RP!」と。「What?Why??」と聞きましたが。
「200RP!Hurry!!」と。
躊躇しながらも、ついつい開いた財布から、200RPがもぎ取られていきました。
そうすると、ものの10秒もしないうちにドライバーが席に戻り、車が発進しました。
はぁ〜〜〜。聞いたことはありました。
インドは、なんでも賄賂で物事が解決する。ということを。
静かに静かに怒りを込めて、ドライバー君に聞きました。
彼も、自分が悪いことをした。ということは分かっており、
そして、先程の200RPは返す。ということを約束しました。
が。私の行き場のない怒りや、ドライバーへの信頼を無くしたこと。
もろもろ、複雑な感情がこみ上げ、頭の奥が痛くなってきました。
なので、私としての最大限の譲歩を車を降りるときに伝えました。
「私にとって一番重要なのは、安全な運転です。交通ルールを守れないドライバーはだめです。
急いでいるわけではないので、逆走はしてほしくない。
なので、あなたが交通ルールを守れないのであれば、ドライバーをチェンジ
してもらうよう、あなたのボスに伝えます。
仕事を続けたいのであれば、お金も必ず来週中に返しなさい。」
ドライバーも、少しは反省しているのか?一応
「back money.sorry,sorry」と言ったので、来週まで待ってあげることにします。
あ〜ぁ〜。結果的に結局お金を少し貸したことになってしまった。
トホホ。どうすればよかったのかしらん??
ドライバーの躾まで、マダムはやらないといけないのか?
まったく、インド警察も賄賂を受け取るなよ!!
インド好き嫌いバロメータで、インド嫌い度が少し上がった日になってしまった。