ヘッドスパ②

すっかり過去の話になってしまったヘッドスパの続きを終えておかねば。
クリームをペトペトからでしたね。えぇ、店内には女性スタッフの姿がまったく見えなかったので
当然男性がやってくれました。
うーん、今時のカワイイ系とか、キレイ系のスタッフなら、こっちも鏡越しに見る楽しみも
あるってもんですが、全然美しい人ではなかった。えーと、私の趣味ではなかったです。
男性なので、けっこう力はあります。成分のまったくわからない白いクリームでしたが、
頭皮マッサージは気持ちよかったです。
そして、そのクリームがついたままの手で、だんだん指の動きが下に移動していくのです。
前は、おでこ、鼻筋のあたりまで。後ろは、首筋。
首筋の辺りは、クリームのべとつきが気になりながらも、気持よかったのですよ。えぇ・・
このあたりのマッサージまでは、ホンワァ〜♪とした気分でウトウトしちゃいそうだわぁ・・
というリラックスモードだったのですが!!問題はこの後です。
カガミの前のイスに座り、カットするのと同じようにてるてる坊主のように首から下は
白いマントで覆われています。
マントの下は自前のフツーの洋服です。
首のマッサージを終えた手が、今度は背中のほうに伸びていったのです。
そうなんです!!マントの上でもなく、服の上でもなく、服の下。
おぉ!そこは、わらわの下着が付いているところであるぞよ。いったいお主はどこまで手を入れるのじゃ?
と思わず混乱して、時代まで混乱してしまいそうです。
はぁ、肩甲骨の下あたりでしょうか、腕をにょっきりいれて、マッサージという名の痴漢か??
とリラックスどころではなく、カガミ越しに睨みをきかせてしまいました。
そうしたら、次は前まで手が伸びてくるじゃあありませんか!!!
こんな話聞いてないし。こう見えても人妻。
それ以上手がのびるのは許すまじ。成敗してくれるーーっってもんです。
えーっ!と仰天して、一緒にいった先輩マダムの様子を鏡越しに伺うと、(隣の席ではなく真後ろだった)
私のようにアタフタしたいる気配がない。おりょりょ??担当が違うから?それともこれが普通?
わからないけれど、一緒に行った人の手前、騒ぐこともできず。しかしこれ以上触らせるわけにもいかず。
私、てるてる坊主の状態で考えました。
マントの中で自分の服を抑え、とりあえず、マッサージ師の手が前に進んでこれないようにしてしまいました。
そのあとは、妙な緊張感が続き(私ひとりだけ)、マッサージを楽しむところではなくなってしまいました。
一通りのマッサージが終わり、髪をタオルで蒸している状態のとき
ネイルやフットマッサージ、ドリンクサービスもあると勧められましたが、
すべて拒否。だって、何されるかわかりませんもの。
ドリンクに何か仕込まれても困るし・・・・
とりあえず、一通りのコースが終わり最後は洗髪、乾燥で終了。
約1時間半程のコースで、850RPなり。まぁ、日本で同じことをやると思えば値段は安いです。
が、し・か・し。次に行くことはあるだろうか??という気分です。
あっ、もし旅行などでインドへ来るおりには、ご希望とあらばご案内いたしますのでお試しください。
ちなみにご一緒した先輩マダムは、あまり気にされていないようで「気持ちいい〜♪」とのこと。
あぁ、だから定期的に通われているのですよね。そうですね〜。と
私は、少しひきつりながら、微笑んでおきました。