新年初善行

今年の抱負を発表することもないまま、あっという間に1週間が経ってしまった。
年齢を重ねるほど、時の流れが早くなる。とは聴きますが本当ですね。
昨日に引き続き、本日は新年初の善行を記録しておきます。
出来事は1月1日。元旦です。
前日のドライバーの仕打ちにもめげず、タージ・マハルへの日帰り旅行を楽しんだ我々夫婦。
行きは4時間の道中も、帰りは意味不明な大渋滞に巻き込まれ6時間弱のドライブ。
そしてまさに大渋滞に巻き込まれている最中に遭遇した出来事です。
1ミリも車が動かないような大渋滞。日本のように親切に「道路情報」の表示もニュースも流れず、
車の中からはドライバーが車外にでて前方の様子を見に行ってしまう有様。
丁度車が止まっているとき、当然隣にも同じように止まっている車があるのですが、
どうやら他の車とは理由が異なる様子。
だって、ボンネットを開けて、車の後方には白煙あがりまくり、車の周囲にはインド人数名
金髪の白人女性1名。
車の窓をあけて軽く挨拶。
様子を聞いたところ「タイミングベルト」なるものが切れてしまったとのこと。
アメリカからの観光客が乗っており、デリー空港近くのホテルへ向かって移動している最中でした。
既に旅行会社が別の車を手配して向かっているとのことでしたが、この渋滞。
一体何時に到着するのやら??
こんなとき、日本ならJAFなどのロードサービス会社、アメリカならAAAに
電話一本で解決するのにねぇ〜。と笑って、一旦はお別れしたのですよ。
車もちょっとずつ進みだしたしね。
ですが!
少ない人数なら、一緒に我々の車に乗ってもらう?ということになり
主人が、歩いて先ほどの場所まで確認に戻ったところ・・・
6,7人のグループのうち、1名だけ一緒にデリーへ戻ることになりました。
他の方は、その日はデリーに宿泊しさらにインド観光を続ける予定ですが、
1名だけ今夜の飛行機でアメリカに戻ることが判明したためです。
とっても旅慣れたアメリカ人女性50歳代ぐらいかな?で、デリーまでの道中を一緒に過ごしました。
私は、当然ヒッチハイクというものをしたこともありませんし、恐らく彼女も同じでしょう。
こちらの車が男性だけのグループでも同乗しないでしょう。
しかし、うら若き?女性の存在が彼女に安心感を与えたのか?主人の「乗ってく?」という提案に
「是非!」とすぐに返事があったそうです。
ドライブ中も3人で会話を楽しむことができました。
おまけに彼女。少し会話をしただけでとってもポジティブで、言葉の選び方も勉強になることがいっぱい。
思わぬハプニングでしたが、ステキな方と知り合うことができた出来事でした。
前日は、ドライバートラブルで私たちが他の方のお世話になり、翌日にすぐ逆のパターン。
まるで映画のような出来事だなぁと思いました。
「pay it forward」次へ渡そう。 一人ひとりの人が変わると、やがては世界も変えられるかもしれない。
10年くらい前に見た映画で、映画館で感動した映画だったことを思い出しました。
そうだ!彼女ですが、飛行機の時間には充分な余裕をもって、食事の予約が入っているホテルへ
無事に送り届けることができました。
私にとって忘れることができない、思い出深い2011年の元旦になりました。