青空修理屋

ここは何屋さん?

正解は、靴修理屋でーす。
インド生活7ヶ月目にして、とうとう青空の下でお店を広げているところに行ってしまった。
慣れって恐ろしい・・・
日本製の私のパンプス。インドの素晴らしい道路事情のせいで靴底がとれてしまった。
左右の高さも違ってしまうし、靴が傷む。このまま履けなくなってしまうのも悲しい。
なんとか修理ができないかと思っていました。
日本ならね、修理をしてくれる店もすぐわかるけどね。ここはインド。
ドライバーに何も言わず、ショッピングモールを行き先に指示すればよかったのだが、
紙袋に入れて準備した靴を見せてしまったのですよ。
「この靴底の修理がしたいから、モールに行って」と伝えたところ
合点承知の助のドライバーが連れて行ってくれたのがここでした。
えー!ここぉ?と思ったのですが、仕事の早いドライバーがさっさと私の紙袋を手に取り
きっちゃないオッチャンとヒンディー語でやり取り。
すぐに修理が始まってしまいましたが、ご覧のとおり青空の下。
たいした装備もなく、私のパンプスの運命やいかに?

裁ちばさみのようなものでゴムを切り、接着剤らしきもので貼るだけ。
作業自体は、材料さえ手に入れば私でもできそうな工作レベル。
はぁ、日本製のパンプスなのに。接着剤がはみ出て汚れている感じがしますが?
ささやかな抵抗で、「この部分ちょっと汚いんだけど・・・」と言ったら、
ばっちいボロキレでこすってくれただけ。あはは苦笑。
左右のゴムの厚みが異なるように見えますが・・・
ここではそれ以上どうしようも無い感じ。やっぱりね。
しめて10Rs。20円弱のお仕事でした。そりゃ安いけど二度と行かないと思うよ。私。
結構大きな交差点の歩道に構えている青空店舗。
ここに立っている自分の姿を他の日本人に見られたら、絶対何か聞かれる。と不安を覚えつつ
ネタのため。とカメラを構える自分の姿も相当おかしいに違いない。
たまたま10Rsのお札がなく50Rs札で払おうとしたら、お釣りがないと言われ、
ドライバーに渡したばかりのチップを返却してもらってしまった。