インド式映画館のあり方

インドに来て2度目の映画館。まだ日本では未公開の映画を見に行ってきた。
タイトルは「127 Hours」実は私、何の事前情報も収集せず、時間あるねぇ。
何かいい映画ある?時間は?これハリウッド映画だし4つ星ついているから大丈夫でしょう。
ということでいきなり行ってしまったため、かなりの衝撃を受けてしまったのです。
日本公開時にはR指定がつくこと間違いないでしょう。実話を元にしたストーリーだそうですよ。
映画の最後の方にはご本人と思われる映像もありましたが、今日話題にしたいのは、
ストーリーそのものではなくその後なんですよ。
私、日本で映画を見るときも、どちらかというとエンドロールの最後まで映画の余韻や
サウンドを楽しむ方だったのです。
一応、映画製作者にも敬意を払うという気持ちを込めたいのと、最近は最後の最後に
サービス映像があったりするしね。
で、今日の映画は衝撃も大きかったけど、エンドロールも楽しみたい気分だったのですよ。
本編が終わりエンドロールが流れ始めたとたん、周囲はドンドン席を立っていき
若干余韻を壊されてはいたのですが、さらに余韻ぶち壊しなことが!!
4,5人のお掃除人がエンドロールの最中でも入ってきて、あっ、当然館内は既に若干明るくなっております。
座席でゴミとなったポップコーンの残骸やらジュースの残骸を、私たちがいるにもかかわらず
ガンガン掃除を始め、チラッと私たちを見た?と思った途端、
エンドロールの途中で映画がストップしたのです。
え!キョトン。間違えちゃったの?エエッ!もしかしてここで終わり?
えー、ありえない。日本でもアメリカでも絶対ありえないんですけど。
映画制作会社もスポンサーのクレジットもまだまだ流れる前ですけど。
怒った主人が「これは普通のことなのかっ!」と聞いてましたが、
あっさり「Yes」って言われてました。あちゃー。終わったね。
でもこれって、映画製作会社やスポンサーが知ったら、契約違反のような出来事じゃないのかなぁ??
よくわからないけど。どなたがそういうことに詳しい方がおりましたら、
是非関係者の方へお伝えください。
その他にもインドの映画館では、映画の途中で休憩時間は入るし、映画の最中でも平気で携帯鳴るし
おまけにしゃべり始める人までいたし、どうも、そういうエチケットというかモラルが低いのよね。
自分の座席の前の人が携帯で通話を始めたときは、座席を後ろから若干、蹴ってやりましたの。
オホホホ。あくまで、かる〜く、軽くね。
今日はもう一つ。映画の真っ最中に売店の人が座席を回ってきて、「何か欲しいものない?」
と注文を取りに来た。「何もいらないから映画を見せて。お願いあなたの頭がとっても邪魔なのよー」
とは言わなかったけど、はぃぃ?失せろ。という気分でした。
7ヶ月のインド生活で、だいぶインドに慣れ寛容になったつもりでしたが、
まだまだ未熟者だったね。と気付かされた出来事でした。