壊れた扉

脱力感“大”。例によって例のごとく出張好きの家人。
日曜日夜から留守なのであるが、家にいないときに限って問題発生。
今週になってから、インド特有の砂嵐がひどく窓のすき間からも砂塵が好き放題入ってくる。
朝からモップをかけたにも関わらず、夕方になればスリッパの底がなんだかザラツク。
まぁこれは、出張に行こうが行くまいが自然現象なので何ともしがたい。
しかしながら、ベッドルームにあるバルコニーの扉が開かなくなってしまったのはどうしたものか?
基本バルコニーの掃除(鳩フン清掃)以外では開くことのない扉なので、カーテン閉めて見なかったことにしよう。
と思っていたのだが、誰かさんの一言で直すことに。自分いないくせに。
はぁ〜。修理屋さんを呼ぶと、時間にこないし、家で待機していないといけないし、
どうせ工具も持ってこないことが多いから、とってもとっても憂鬱なのよね。
修理屋さんを家に入れるときに、日本人でも靴を脱がせる派と脱がせない派に別れます。
理由は一つ。何だと思います?正解は・・・くさいから。靴を脱がせるとくささ倍増。
そうです。40℃の毎日のインドでも毎日汗を流すことのできる人は、限られた人だけ。
だから。くさいんです。
私も修理を呼んだはいいが、どうしようかなぁ・・と一瞬悩みつつ。
今日は、確認するだけで直せないかもしれないからね。と思って業者用のスリッパに
履き替えてもらいました。
私は、作業者用のスリッパが確保してあります。とってもお客さんと同一にはできないからね。
で、作業者が扉を確認して言った一言。
「これはドアノブの金具が壊れてるね。初めて壊れたの?これよくあることだからね。」
えー!どうして簡単に壊れるようなものを付けるのよ?と言っても始まらず、
私の予想に反して作業が始まってしまった。
柄のながーいドライバーでむりやりすき間にガンガンいれて、窓枠がきしみまくっておりました。
そしたら、開かない扉ではなく、小さな小窓からスリッパのままベランダにでて、
扉ごとドーンと外されてしまった。
外されたとたん、扉があかない原因だっと思われる折れた部品がコロンと。

それにしても えーー?こんなにされて今日中に直るのか?(-_-;)
まさか今夜は、鳩も蚊もウェルカム状態で私は過ごさねばならないのか?と思いました。
が、幸いな事に修理が始まりました。でも、一見しただけでは壊しているのか直しているのか
不明な状態。スリッパのまま扉を挟んでベランダと部屋を行き来するから、もう家の中も砂まみれ。

そして、鍵も壊れていることが判明。いや、彼が壊したのか?
今度は扉から鍵が丸ごとドーンと外され。(-_-;)(-_-;)
もう私にできるのは心を「無」にすることだけ。

扉よりも鍵の修理に苦戦していたようなので、もういいから新しいのを今すぐ買ってこい!
と言ったのですが、「これは高い鍵だから直します。」って、
どうせ買うって言っても、こっちがお金払うんでしょ?と思いましたが、
やはりここは「無」が大事である。と無言で作業を見守ること小一時間。
鍵を分解していくと、家のなかにコオロギの片足ポトン。鳩の羽フワン。数知れない砂塵パラパラ
せめて、新聞ぐらい私が敷くべきだったと。大いなる反省を促されつつもどうやら修理完了。
今回は、要求される前にこちらから水を与えてやりましたわ。オーホホホホ。
なんとか直ったようです。一応扉も鍵も所定の位置には付いているようです。
が、一番最初にコロンと落ちた折れた部品の代替部品はないので、ドアノブは完全に飾り。
全くもって機能しておりませんが、鍵で開閉ができるからこれで大丈夫。と言って
去っていった作業者。だからぁ、大丈夫かどうかを判断するのはこっちですからっ!!