作業1日目(前編)

どうにかこうにか月曜日の夜はやり過ごし、迎えた火曜日。
よし、まずはクーラーを直してもらうよう、メーカーに依頼しよう。と朝ご飯を食べながら
そんな話をする間も、2段目ブレーカーは落ちる。
あたしゃ、今にブレーカーから火が吹くんじゃないかと思いましたわよ。
そして、「インドでインド人にモノを頼む」というとにかくストレスのたまる仕事が始まりました。
ため息がでるけれど、自分で直せないものはしょうがない。
でも昨年一年の経験から、午前中に頼んでも絶対に午後じゃないと来ないのはわかっているから
それまでに用事を済ませて家で待機。
待つ。待つ。待つ。待つ。3時!来訪を告げる一本の電話。キタァー!
予想はしてたけど、英語片言のインド人一人。カバン持ち一人でやって来た。
片言なれど状況説明をし、作業スタート。

ジーッと作業を見守る私。該当のエアコン室外機を開けて、何やら測っておる。
(ふーん、一応それらしい道具を持ってきてるのね。)
そうこうしている間もエアコンが繋がっている3段目右から3つ目のブレーカーが落ちる。
一応念のため、このエアコンが繋がっているのは配電盤3段目で、2段目ではない。
すると首をかしげながら、配電盤へ。作業者同士で何やら話しており、おもむろに配電盤の
外枠を外しだした。ネジを開けるたび、周りの壁がモロモロ落ちてきて
玄関先はひどいありさまに。
(一言言ってくれれば、新聞紙をひいたりするのにねぇ〜トホホ)

(うんうん。やっぱり配電盤がおかしいわけ?)
ここでもなにやら測っていましたわ。
私も作業者の後にひっついて、エアコンのある部屋、配電盤と行ったり来たり。
疲れるわぁ・・・・別に見てなくてもいいんだけど、なにせ作業が信用できないから・・・
日本だったら絶対こんなことしないんだけど。
小一時間ほど作業者が働いた後、下された決断は!
「マダム、この3段目右から3つ目のブレーカーが20Aだからダメ。
32A を買ってきて付け直せば良い」と既に仕事道具を片付け始めた。
(・・)へっ!思わず目が点に。
(それが理由?そんなわけないやろ。1年間この部屋に住み、今までもエアコンを使ってきた
それが今になって突然使えなくなるわけ?素人の私でもそれが理由ではないと思うわぁ・・・)
なので、「ちょい待ち!この32Aに付け直すのはあなた達がやるの?」
予想通り「やりません」とな。
このままではエアコンが使えないまま!緊急事態!ということで主人にTEL。
アパートのオーナーを作業者と一緒に訪ねて、状況を説明してもらいなさい。と指示があり
インド人作業者を従えて訪ねるも留守。ガーン。頼みの綱が。
なので、今度はアパートのメンテナンスオフィスを訪ねることに。
しぶしぶだったかもしれないけど、そこにも一緒にこさせたわ。私。
そして状況説明。
インド人作業者もオフィスの人間にはヒンズー語が通じるから何やら言うておりました。
が、私も負けてられん。「この人たちこういうけど、私あの部屋に1年住んできたのよ。
今までは大丈夫だったのだから、それが理由ではないと思うの。
部品を買う店もわからないし、付け直す場合はアパートのメンテナンスでしょ。」
そしたらあっさり、アパートのエレクトリシャンを手配してくれました。
助かるよー。ということで、帰りは4人のインド人を引き連れて家に戻ることに。
ダンナよ。あなたはツマのこの苦労を理解しているか??
とりあえず続く