置き去り(前編)

いつもの時間にいつものようにヨガに向かう車の中。
運転手に、「今から(なんとかかんとかで)どこそかへ行くので、帰りは迎えにこられない」
と言われた。「はぁ〜?」言っていることがわからない。
以下マダム:マ ドライバー:ド
マ「ちょっと待って、今からヨガに行くよね?終わるのはいつもと同じ時間。」
ド「この書類を見てくれ、僕は今から(どこそかへ)行って、何時に戻れるかわからない。」
マ「ふーん、じゃあ別のドライバーが迎えに来てくれるんでしょ?」
ド「いいえ」
マ「それはとってもビッグプロブレムなんだけど。私はどうやって帰ればいいのよ?」
ド「見てください。この書類。僕はここに(なんとかかんとかなので)行かないとプロブレムになるんです。」
マ「だから何?私の方だってTaxiが無いのはプロブレムよ」
と、不毛な会話を続けながら、ヨガに到着してしまった。
えーーーー!で、私はどうやって帰ればいいのよ?と再度聞くと
ド「オートかリキシャーを使ってください」とな。
何ゆえ私は雇っているTaxiドライバーから、オートかリキシャーを使えと指示を受けなければ
ならぬのか?解せぬ。まったくもって理解不可能。
だいたい、そんな大事な事はヨガに向かう車の中ではなく、家を出発する前に言ってくれよー。
そうすれば今日はどこにも出掛けず家にいたかもしれないのに。
既に目の前がヨガ教室なんですけど。えーと、もう一回確認するけど、あなたの今日の仕事は
これで終わりってことなのね?迎えには来ないのね?
「Yes」と言われて、私はヨガ教室の前に置き去りにされてしまった。
ひょー、どうしましょう?マダムの運命如何に?続く