日本の思い出④ 指紋が消えた!?

出入国の際に必ず必要となるパスポートですが、最近は「自動化ゲート」という方法があるのは
ご存知ですか?
当然パスポートは必要になるわけですが、事前にパスポートを登録することにより
無人の「自動化ゲート」を利用することで、手続き時間の短縮ができるうえ
出入国することが多い方は、パスポートへの出入国スタンプが不要になり増補が不要になるという
メリットがあります。
私は出入国も多いわけではないのでたいした手間ではないのですが、登録だけでもしてみようか。と
今回の日本出国の際に手続きをしてみました。
登録手続きには、申請書と両手の指紋登録が必要になります。
係官の指示で、指紋の読み取り機に両手の人差し指をのせるのですが、ピッピッ!
という音。
係官の首をひねるしぐさが視界に。
「一旦指を離してください。はいっ、もう一度機械に指をあててください、つよーく押し付けて」
「うーーーーん」
あれれ??なんか思ったより時間がかかっている??
「右手だけ、中指に変えてみましょう」ピッピッ!
「うーーーーん」
なに?何かだめなの?
「右手の薬指を機械の上に」「おかしいなぁ〜。ちょっと右手を見せてくださいね。」
と言われ係官が目視でチェック。
「右手の指紋が薄くなっているみたいですねぇ」
指紋が薄いってなに!?えー!どういうことですか?
家事をする女性の方にはあることだそうですが、指紋が摩耗して薄くなっていくそうな・・・・
結局どうなったかと言いますと。
自動化ゲートの登録利用には、必ず両手の指の指紋が必要となるため登録できず。
ひょえ〜〜〜!?
係官の方は、
「システム変更で何かをインストールしたため、指紋読み取り機の調子が悪いのかもしれません。
また別の日に申請してみてください。このぐらいの薄さなら読み取れるはずなんですけどねぇ」
との有り難いお言葉。
ワハハ。横で見ていた夫に大笑いされました。失礼な。
それにしても指紋って薄くなるの?知らなかったわぁ。
なんだか、あるべきものをなくした気がしてちょっと寂しい。