舞台鑑賞

幼き頃クラシックバレエを習っていた私。今ではすっかり縁がなくなってしまいましたが、
今でもバレエを見るのは大好き。
新聞で見つけちゃったのよね。家の近所にある劇場で「contemporary english ballet」
の公演案内を。チケットもS席で600円!?
冗談でしょ?と思いながら、インターネットでチケットを確認してもらったところ
ほぼ完売状態。
人気があるのかも!?急いで取らなきゃ。と思ってとってしまったのよね。
先ほど帰宅したところですが・・・・惨敗。
開演時間を5分程過ぎて、ベルが鳴ったと思ったら?
いきなりプジャ?待って、バレリーナが舞うのではなくて、舞台の成功を祈って舞台上で
神頼みのお祈りから?ひょー!?既にこの時点で予想外。
プジャの後には始まるか?と思ったのに今度はスクリーンに主催団体のプロモーション映像上映。
えー!?歌って楽器演奏してますけど。バレエの定義って、セリフや歌詞を使わず舞踊と
舞台芸術と音楽で表現するものじゃなかったでしたっけ?なんかおかしいなぁとは感じたのよね。
そしたらさらにその後、スポンサーの挨拶に始まり、なんだかわからぬ人の挨拶が続いて
40分経過。いい加減イライラしてきたら、ほかのインド人客もイライラしていたみたい。
「前置きが長すぎる。私たちは舞台公演を見に来たんだ。早く始めたらどう!?」と客席から
大きな声がとんで、ようやく公演が始まったのですが。
「これをバレエと呼んでくれるな」というお粗末なもの。独断と偏見に満ちた私見ではありますが、
はっきり言って学芸会レベル。
スピーカーから、音楽とセリフが聞こえてきて、セリフに合わせてポーズをとったり動いているだけ。
ぜーんぜん踊ってないし、そもそも舞台上で踊るような訓練をしている人にも見えなかった。
初めてこれがバレエよ。と見せられたら、きっとバレエを習うことはなかったに違いない。
夫に本物のクラシックバレエというものを見せて、認識を訂正してもらわなくては。
あーぁー、久しぶりにインドで惨敗した気分です。