火災発生③

今回、消火作業を見て感じたこと、気になったこと。
インド人は、避難訓練をしたことがあるのか?
ガードマンでも、きちんと消火器の扱える人とそうでない人がいたようだ。
新人ガードマンか何かで研修を受けていないから?
火の気のまったくない場所で、いきなり人の足元に向けて消火剤を巻いたのにはビックリ。
日本の消火器のようにレバー式ではなく、インドはネジを巻くようなタイプなので一瞬を争うときには
時間がかかるかも。
余計なお世話だとは思うが、企業の方も避難方法、消火器の取扱など
事前に訓練をすることをオススメします。何といっても人命第一ですから。

こちらは、各フロアに設置されている消化ホース。
こちらも日頃の訓練不足と整備不足を露呈していたように思われる。
ホースの扉がすぐに開かなかったのよ!確認をしたら、鍵をかけてあるわけではない。
ということであったが、普段開けない扉のせいか、硬くしまっておりホースをだすのにも
大変時間がかかっていた。
そもそもホースから水がでたのか、水漏れがなかったのかも不明。
消防車やはしご車が到着した後、メインゲートを封鎖せず住人が乗ってくる一般車やタクシーなどが
どんどん来るのもいかがなものか?消防車などは仕事が終わるまでは、駐車したままに
なるため、後ろから車がきてもその後移動はできないのだ。
こういう緊急事態のときは、一般車両は侵入禁止にすべきでしょう。
と、素人ながら感じたことや気になったことは山ほどある。
非常ベルも鳴ったには鳴ったが、あの成り方ではいつもの誤報ベルだと思って避難しない人も
いると思われる。避難時の誘導もなかったしね。
それに比べて日本の避難訓練の素晴らしかったこと。今、避難訓練に参加したら、今まで以上に
さらに真剣にやらせていただきますっ!
そうだ!一つだけインド人も褒めておこう。
今回提供したバケツ2つ、懐中電灯2つ、タオル3本。すべて戻ってきたことにビックリ!
バケツとタオルは、玄関先にススだらけで放置されていたし、懐中電灯は消火後に持っていたガードマンに
声をかけ直接返してもらった。
ただ一つ戻ってきていなかった懐中電灯は諦めていたのだが、1日遅れで「お宅のものですか?ありがとう。」と
お礼まで言われて戻ってきた。いや、ビックリしたね。壊れてなかったことも、戻ってきたことも。
ダメダメポイントを稼いだインド人ですが、最後に頑張って巻き返してくれた。
引き続き見守ってあげよう。という気分になっている私である。
それにしても、かつてNちゃんに言われた「アラシを呼ぶ女」。
不本意だけど、確かに誰もがこんな経験してないよね。と自覚せざるを得なくなった。