イタリア休暇④シエナ

ローマから最初に移動したのは、シエナという街。ローマから240km。3時間半ほどの場所です。
中世の姿が残る街並みが「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されているんです。
イタリア旅行の計画中にお友達から是非と勧められたので、立ち寄りました。


ここは、宿泊したホテルもとってもステキでした。街から少し外れた山の中。
標高も高くなるのか、紅葉も始まっていてとっても静かな場所。
今回のイタリア旅行中に利用したホテルの中でも、夫大絶賛のホテルでした。
ホテルへ荷物を置いて早速街の観光へ。

写真では伝えきれないこの感動。レンガ作りの歴史を感じる建物。石畳の細い路地。
この景観を維持するのはきっとさぞ大変なことでしょう。
おまけに、この建物は今も実際に生活している方がいるんですよ。
洗濯物が干してあったり、生活の音が聞こえてくる。大学もあるみたいで、若い学生が
歩いていました。

街の中心地には大聖堂。外壁、上部の円花窓の美しさに言葉を失います。
いつまでも歩いていたい街並みでした。が、日の暮れるのも早い季節。慣れない道。
早めにホテルへ戻るために駐車場所へ戻りました。
この後、イタリア旅行中の夫の心臓ドキドキ事件①が起こります。
今回は、スマホへ地図とナビシステムをダウンロードして利用していたのですが、
当然不案内な道。ホテルへの道もナビに教えてもらいます。
で、ブゥーーンと登り坂の道を走らせます。が、細い路地に歴史地区。
夫は何やら車通りが少ないからおかしい。と思っていたらしいのですが、一方通行のため
走った道を戻ることもできず、さらに登った途端。
イタリア警察に止められます。ドッキーン。緊張MAX。
「どこへ行くんだ?」と聞かれても、「ホテルへ帰りたいんですぅ。GPSがこっちだと・・・」と答える我ら。
「ダメダメ。ここは、許可車しか侵入できないから次の進行で、右に曲がって街から出ろ」と。
「ス、スミマセン・・・」二人して車の中で小さくなりました。
が、優しい警察官で助かりました。違反キップを切られること無く、逃げるように街を
でました。
街を出て、ホテルに戻ってからよーーく考えるに、ノンキにこんな写真をパチリと

とっていましたが、この城壁の中と外で歴史地区が分けられ、交通規制されていたのですね。
歴史地区恐ろし。と学習した日でした。