嘘のようなホントの話①

昨年、東京で行われた業界の展示会へ、インドで働く優秀な営業職や代理店の方などを連れて
研修に行ったという話は聞いていた。
が、今頃漏れ聞いた話によれば、インド人団体の日本ツアーとってもとっても大変だったようである。
バスの中で「ここはインドではない。野良牛もいない。時間通りの公共交通機関。時間厳守で行動すること。」
と言ったにもかかわらず、ツアーの間中に全員が時間通りに揃ったことはなかったそうな。
食事にいたっては、日本まで行ったのにもかかわらずツアーの間、ほとんどインド料理が
手配されていたらしい。ベジタリアンも多いし、しょうがない。といえばしょうがないのだが。
しかし、私と夫が驚愕したのはそんなことではなかったのだ。
南インドのチェンナイからも参加したインド人有り。夫からもインドの国内出張では
カレーを手で食べることもある。とは聞いてはいたが・・・
なんとチェンナイ組のインド人。日本ツアーのある日の昼食で用意された天丼を
手で食べていたそうな。
日本でアテンドのサポートをしてくれた従業員が、なかなか料理に手を付ける気配のないインド人に
インド料理ではないから食べられないのか?と聞くと冷めるのを待っているとの回答。
そしてしばらくすると「ネチャネチャネチャ」と食堂に似つかわしくない音。
ふと目をやれば、チェンナイ組インド人、天丼の丼を手でグチャグチャにかきまぜて
手で口に運んでいたと。
熱くて口にできないのではなく、手で!触れなかったということだったか。
恥ずかしすぎる。箸を使えとはいわない。いや、むしろスプーンを使っていいから手でたべるのだけは
遠慮してほしかった。
さぞかし食堂で働く人にもご迷惑と話題を提供したのではないだろうか?
次回の日本ツアーの際には、時間厳守だけでなく食事のマナーにも言及していただかなくては。